これから友達と一緒に独立起業をしようとお考えの方も多いと思います。
「一緒に起業すれば、嬉しいことも一緒に味わえて、苦しい時も一緒に乗り越えられる2人でやれば百人力だ!」と考えて、友人と一緒に独立起業をされる方もいらっしゃいます。特に20代の若い方に多い傾向です。
確かに友達と一緒に起業するのは、心強く何でも出来るような気がしてきます。2人の得意分野を組み合わせて事業を作ったりビジネスを展開することも出来るでしょう。
ただ、「友達と起業すると失敗してしまう可能性が高い」頭の中に入れておきましょう。
なぜ友達と独立起業をすると失敗する可能性が高いのか。
それはビジネスと友達関係がごっちゃになるからです。
仕事は仕事と割り切り、情や関係性に流されてはいけません。それが出来ないのであれば友人と起業をするのは諦めてください。失敗するだけです。
反対にしっかりとビジネスと友達関係を切り分けが出来れば、心強いビジネスパートナーと共に起業し成功することも出来るかもしれません。
今回は友人と起業した場合のトラブル例と解決策から成功するために必要なビジネと友達関係の切り分けについてお伝えいたします。友達との独立起業を成功させるために何が大切なのかをトラブル例から解決策を紐解いて見ていきましょう。
解決策はどれも当たり前のことに感じますが、その当たり前が出来ておらず失敗される方が多いです。この記事を読まれた方は当たり前を当たり前にできるようになっているはずです。
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友人と起業したトラブル例
①お金で揉める
友達と起業した場合、お金で揉めてしまうことがあります。例えば収益が大幅に上がったときに取り分をどうするのか。「自分が取ってきた仕事だから自分がもっともらうべきだ」「私が実務をしたのだから私のほうが貰う権利がある」などお金は揉める原因の一つです。
友達とはいえ、お金は自分自身の生活のために必要なものですのでトラブルの原因になりやすいです。特に友人同士だと上下関係がありませんので言い分が対立し喧嘩に発展してしまうかもしれません。ではお金のトラブルが起こらない事前の解決策は何なのか見ていきましょう。
解決策
・事前にお金に関して話し合い取り決めを作っておく
独立企業をする前にしっかりと話し合い取り決めを作っておくことでトラブルを防ぐことが出来ます。例えば「利益の内200万円を今後の運営資金として残りの6割を自分、4割を友人の収入とする」など事前に決めておきましょう。
たったそれだけのことでお金でトラブルになる可能性をグッと減らすことができます。友人同士だからこそお金に関してはしっかりと決めておきましょう。自分と友達がやる業務を明確に書き出しお互いが納得できる割合にしておきましょう。ポイントは割合を5対5にはしないことです。詳しくは次の「②意見が食い違う」で記載しますが必ずどちらかを代表者にしてその方の割合をあげておきましょう。
②意見が食い違う
友達同士で仲が良くてビジネスとなれば意見が食い違うことも多いです。今までの社会経験や仕事に対する考え方、前職での風習や教えなどは人それぞれ異なります。
特に友達同士の場合は年齢が近い分、相手の意見よりも自分が正しいと思い衝突してしまうこともあります。
意見がまとまらないとビジネスを進めていくことが出来ませんので時間とお金だけ消費して起業は失敗に終わってしまいます。意見が食い違うことを防ぐ解決策を見ていきましょう。
解決策
・代表社を決めて意見が割れた場合は代表者の意見を採用する
ビジネスにおいて意見の相違はつきものです。むしろ起きない場合は何も考えず安直にビジネスが進んでおり危ない状態かもしれません。
ただ意見が割れた際にまとまりがつかないとビジネスは進んでいかないので失敗に終わります。
代表者いわゆる社長を決めておきましょう。そして意見が割れた際は最終的には代表者の意見を採用することでトラブルは防げます。
そして代表者の意見やアイデアが間違っていたときは、その月の自分の収入額を減らして運転資金に回すや、非を認め謝罪するなど責任を取りましょう。
そこで絶対にやってはいけないのが今回間違えたから次は相手の意見を採用することです。そんな事をしてしまうと、形だけの代表者となってしまいます。必ず代表者が決断をしてビジネスを進めていかないといけない事が起きます。その際に責任を持って決断を行うためにも、失敗は失敗で責任をとってもお金や謝罪でしっかりと終わらせて次回には持ち込まないようにしてください。
その為、代表者は責任を負う分収入の割合を決める際は5対5にするのではなく、必ず差を付けておくことが鉄則です。
③気を使って意見を言わない
先程の意見が食い違うの反対で良くないことが友達に気を使って意見を言わないことです。関係性を崩したくないギクシャクしたくないと考えてしまい友人だからこそ起きてしまうトラブルです。
相手も自分も意見や考えが100%あっていることはありません。もし、そんな人がいたら今頃は億万長者です。
そうではないから友達と独立企業を考えているので、それはご自身も友達も同じです。
ビジネスで一緒に成功したいのであれば関係性など気にせず、相手の意見がおかしい時はハッキリとおかしいと言い自分の考えを述べ話し合いましょう。これは言われる側も同じです。意見を言われた時はしっかりと相手の考えを聞いて自分の意見や考え方を伝えてディスカッションを行い、最終的に代表者が取りまとめてください。
とは言え、友達だからこそ意見が言いにくいものです。そんなときの解決法はこちら。
解決策
・時間や場所を決めてその中では思ったことはハッキリと言い合う
簡単に言うと会議をする時間と場所を決めておきましょう。「週1回月曜の夕方は会議をする」「事業に動きがある決断をする時は会議をする」など2人の間で話し合う時間を明確にして、その中では必ず自分の意見や考えを発言すると決めておけば自分も友達も意見を言うことが出来ます。
自分や相手の考えが絶対に正解ではないので友達だからこそハッキリと意見を言い合いましょう。その関係ができれば一人で独立するよりも友達と独立したほうが色んなアイデアが出てくるので成功する可能性は高くなります。
④仕事を舐めてしまう
友達との仕事なのでどこか「なあなあ」になってしまい、舐めて仕事をしてしまう方もいらっしゃいます。
自分は違うと思っても友人はどうでしょうか。自分自身もいいことがあった日はつい浮かれてしまいませんか?
舐めて仕事をしても絶対に良い結果は出ません。それは友達と一緒でもそうじゃなくても同じです。
おそらく今までの社会人経験の中で痛感しているでしょう。もし、まだそれが分からない方は社会人経験が足りないので今は独立を考えずに目の前の仕事に真剣に一生懸命取り組む時期です。
では「なあなあ」にならずに仕事をするための解決策を見ていきましょう。
解決策
・時間や場所を決めてその時間は仕事として本気で取り組む
会社には就業時間とオフィスがあるのと理由は同じです。何も決まり事がないと人間は楽な方にいってしまいます。
テレワークが導入されて仕事サボることが増えたなと感じる方も多いのではないでしょうか。周りの真面目な友人に聞いても、家で仕事すると他の物に集中を奪われてついサボってしまうと話していました。
何もテレワークが悪いわけではありません。サボってしまうのも私は悪いと思わないです。それで成果が上がっているのであれば全く問題がありません。
ここで言いたいのはルールを決めておかないと、「なあなあ」で仕事をしてしまうということです。
特に友人の場合、世間話で盛り上がって仕事に全く手を付けないや時間や納期に遅れてしまうなどが起きてしまう可能性が高いです。
それを防ぐために就業時間を決めてその時間の間はお互い真剣に仕事をして、たまに息抜きを行う程度にしておくことが大切ということです。
事業始めたてのうちはルールが少ないです。だからこそ、最低限のルールは決めておきましょう。
まとめ
今回は友達と独立起業する場合、ありがちなトラブル例と解決策をお伝えいたしました。どれも当たり前のことばかりです。
この当たり前が出来ていないと成功はありえません。そして友達同士だからこそ当たり前を無視して都度話し合えば大丈夫と思い失敗をしてしまいます。
仕事で大事なことは事前準備です。それは独立起業も同じです。
当たり前を当たり前にできるようにしっかりと準備しておきましょう!
ポイントを一言でまとめると
そしてお二人が成功されることを応援しております!
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