サラリーマンの方が独立起業を考えた時、気になるのはいつがベストなタイミングなのか。早すぎては失敗する可能性があり、遅すぎるとビジネスチャンスを損失してしまいます。
年齢は何歳がいいのか?夏なのか冬がいいのか?などなど考え出していくと余計な事ばかり出てきてしまいます。
では、ベストタイミングはいつなのでしょうか?
今回はその時期とお金の2つの目線から、独立起業のタイミングについてフランチャイズ本部にて、様々な方の起業をお手伝いしてきた経験からお伝えいたします。
この記事を読めば、独立企業のベストタイミングとそれまでに必要な準備が分かります。
後は、ご自身の状況に合わせて独立起業の準備を進めていきましょう!
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合計4ステップでみる独立起業のベストタイミングはいつ?
ステップ1:年齢は関係ない
まず初めに気になるのが年齢。最適なベストな年齢はあるのか?
答えは年齢は関係ありません。20代も50代もいつでも独立起業がしたいと思ったときがタイミングです。
若くして独立起業を志す方もいれば、会社員として様々な経験をした後に起業を目指される方もいらっしゃいます。
年齢は関係ありません。早いも遅いもありません。
若くして独立企業をすれば仕事をするのに必ず必要な体力とモチベーションがあり伸びしろだらけです。更には、もし失敗してもやり直しがききます。
反対に経験を積んでからであればビジネススキルが高かったり人脈が出来ていたり、資金が溜まっている方も多いでしょう。
年代ごとに、それぞれのメリットがあり、年齢は関係ありません。
独立したいと思ったときが、ベストなタイミングの1つです。
ステップ2:本当に独立起業じゃないといけないのか考える
時期を考える際に大切になってくるのは、本当に独立起業じゃないといけないのか、もう一度考えておきましょう。
独立起業をするということはメリットもたくさんありますが、リスクもあります。
融資を受けて起業した場合、もしかすると多額の借金を抱えたり家族離散するハメになってしまうかもしれません。
何故、独立起業をしたいのか?それは起業でないと叶わないのか?をもう一度考えてみてください。
サラリーマンでは得られないようなお金がほしいのであれば、副業を始めれば達成できるかもしれません。
自由に働きたいのであれば、転職をすれば自由な職場に出会えるかもしれません。
家族と過ごす時間を増やしたいのであれば、勤め先に事情を伝えるとテレワークになるかもしれません。
本当に独立起業でないとダメなのかを今一度考えてみてください。
それでも1回の人生なので独立起業をしたいと思う方は、次の準備のステップに入っていきましょう。
ステップ3:家族や周りの環境を考える・相談する
独立起業をする際には周りの家族や親戚の状況なども考慮する必要があります。
家族の方に相談をしながら時期を模索しましょう。
例えば奥様が妊娠中であれば、余計な不安や負担を与えたくないと考えて時期を伸ばす方もいれば、反対に家族の理解を得て、このタイミングだからこそと独立起業をされる方もいらっしゃいます。
ご本人やご家族の考え方はそれぞれ違いますので、まずは相談をしてみましょう。
その上で、独立起業準備を初めていきます。しっかりと理解を得られたのであれば家族の方にも協力してもらえるので一人で行うよりも準備は早く終わります。
ステップ4:準備ができたときがベストタイミング
独立起業の決意が固まりましたら、次は独立起業の準備です。
この準備が整ったタイミングがベストな独立起業のタイミングです。
行う事業内容によって必要な機材や店舗などの準備は業種ごとに大きく異なりますので、今回は割愛します。
今回はどの業種を行うのにも必要な3つの準備にフォカースしてお伝えいたします。
この3つの準備ができましたら、それがベストな独立起業なタイミングです。
まずは準備から取り組んでまいりましょう。
独立起業前に準備するもの
1:お金のサイクルの試算
まじはじめに必要な準備はお金のサイクルの試算です。
・月何円の出費・経費がかかるのか |
・月いくらの利益を出す必要がある・出していきたいのか |
・利益率は何%を想定しているのか |
・月何円の売上を上げれば目標の利益に到達するのか |
上記を試算しておきます。
なぜこれが必要なのかといいますと、独立してすぐは赤字になってしまうことが多いからです。
初めは知名度もなければ実績もありませんので、いくら集客を頑張ってもお客さんが集まらなかったり競合他社に負けてしまう可能性があります。
売上が少なくても、事業や生活のためにお金は必要です。
もちろん初月からドンドン売上が上がって利益が出れば一番いいです。
ただ、最悪のケースを考え準備をしておいた方が、どんな結果になろうと冷静に対処をすることが出来ます。
お金のサイクルについて試算を行うことから初めましょう。
2:運営資金
資産ができたら次に運営資金の準備です。いくらかかるのか試算をして余裕を持って資金を準備しておきましょう。
必要な金額がわかれば、貯金や融資を受けて準備をすることが出来ます。
この準備がないと経営活動を行うことが出来ませんので、準備がまだの場合、独立起業のベストなタイミングとはいえません。
運営資金は大きく3つに分類されます。
・店舗改装費(事務所家賃) |
・備品代 |
・営業活動費 |
それでは、一つずつどのような経費か確認していきましょう。
・店舗改装費(事務所家賃)
飲食店や小売店、エステなど店舗を構えて行う事業の場合、改装費が必要になってきます。
もしくは、自宅以外で事務所を借りて事業を行う場合でも家賃がかかります。
どの辺りに借りるのか、居抜きをカンタンに改装するのか、それとも大幅な改装を行う必要があるのかによって費用は大きく変わります。
立地がいい場所に店舗を構えたり事務所を借りると毎月の家賃が高くなります。反対に立地の悪い場所だと家賃は安くなりますが集客が難しかったりご自身や社員さんが出社をするのが大変になるかもしれません。
どんな事業を行うのかによって、大きく金額は変わってきますが、どれだけのお金が必要なのか事前に試算をして金額を導き出しましょう。
・備品代
独立企業をする際には備品代も必要になります。PCやデスク、ボールペンなど仕事を行うのに必要な道具代のことです。
既に持っているものを流用する場合は必要ありませんが、追加で買い足しをする場合いくらお金が必要なのかを計算しておきましょう。
なるべく経費を抑えるためにも、初めから全部を揃える必要はありません。あれば便利だなくらいのものであれば、資金に余裕ができてから購入をしても遅くありません。
新品でなく中古で購入することで、更に経費を抑えられることができます。
新品でブランドの良い物をついつい欲しくなってしまいますが、それが必須ではない場合は独立起業時は安く抑えておくことをオススメ致します。
良い物は成果が出だしてきてから買い直しても、問題はありません。
・営業活動費
この営業活動費は集客と営業の2つがあります。
まず集客ですが、初めは知り合いの方しかお客さんはいません。
その為、宣伝広告を出して集客を行う必要があります。
方法は様々です。ターゲット層によって最適な方法は異なりますので、ターゲット層を明確にしてまずは宣伝広告の方法を決めましょう。
例として
ご自宅から出ない高齢者 | チラシをポスティング |
20代の流行に興味がある女性 | Instagramに広告を出す |
40代健康思考のサラリーマン | ジムに声をかけてチラシを置かせてもらう |
このようにターゲット層が変われば集客の仕方も異なります。もちろん、必要な経費も違います。
どんなターゲット層にどれだけの費用をかけて集客を行うのか、一回の広告でどれだけ集客ができる見込みなのを考えて宣伝広告費はいくら準備しておかないといけないのかを試算しておきましょう。
必ず必要な経費になってきます。
次に営業はテレアポや受注のための交通費、商品の仕入価格などお客さんに対して商品を販売するために必要な経費です。
月何件の見込みがあるのか何人に営業活動をするのかによって金額も変わってきます。必ず試算をしておきましょう。
3:生活費
運営資金とは別に、売上が上がらないリスクを考えて毎月の生活費も余裕を持って準備をしておきましょう。
最低でも3ヶ月分の生活費は貯金をしておいたほうが無難です。
もちろんすぐに結果が出て、収入があればいいのですが現実はどうなるか分かりません。
その際に家賃が払えなくて家を追い出されたや、食べるものがなくなってしまったとなると、とても仕事のことを考えていられなくなってしまいます。
いくら毎月の生活に必要なのかを計算し、貯金をしておきましょう。
まとめ
独立起業のベストなタイミングはお金の試算と準備ができたときです。年齢や時期は関係ありません。
大切なのは気持ちとお金です。
その為にも独立企業をするリスクを考えて家族と相談し、気持ちの整理。
そして、かかるお金を計算して資金の準備を行うことで失敗する可能性や、失敗してしまった時のリスクも軽減することが出来ます。
いつ独立起業を使用と悩まれている方は、まずはお金の試算と準備から始めてみてはいかがでしょうか。
独立企業の前に副業でプチ起業から始める事もできます。よりリスクを減らし、自分のタイミングで独立起業がしやすくなります。
これから独立企業を目指される方は副業からはじめてみるのも方法の1つです。
タイミングは今だ!もう会社に行きたくない!という方はこちらの記事が参考になります。
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